2018年11月 5日 (月)

どうしても勉強させたいなら

 「この子、全くやる気がないんです!なんとかしてください!」「この子、家で全く勉強しないんです!なんとかしてください!」現在はこういうご家庭からの依頼は全てお断りしております。やはり最低限、子供本人のやる気は必要です(やる気とは願望ではなく、やるべきことをやる覚悟のことです)。「自分を変えたい!」「なんとかしたい!」「成績を上げたい!」「~校に受かりたい!」少なくとも子供自身にそういう気持ちがなければ、お力にはなれません。仮に「私、この子をプロ野球選手にしたいんですけど、この子、全くやる気がないんです!全然練習しないんです!なんとかしてください!」と言う親がいたら、大多数の人は「あんた、何言ってんだ?」と思うことでしょう。この場合、「子供をプロ野球選手にしたい」と言うのは親の欲であり、子供に「それに従え」というのは親のエゴです。ところが、勉強に関しては、この変な理屈がまかり通っています。その前提には、子供に「(学校の)勉強は必要だ」ということが正しいものと信じて疑われていないからでしょうが、それって本当に正しいのか?

 そもそも世の中に正しいものなんてありません。人は「自分は正しいと思う」としか言えないはずであって、「自分は正しい」と言い切ってしまう奴は、かなりヤバい奴です(そういう奴とはなるべく関わらないようにしましょう)。もっとも、人それぞれが「自分は正しい」と言い始めたら世の中がまとまらないため、「正しいとされていること」によって(その典型が法です)、それぞれが妥協することで社会が成立しているわけです。親が「勉強は必要だ」と思うのであれば、親自身が自分の言葉で「私は勉強は必要だと思う」ということを子供に伝えるか、あるいは子供に「勉強は必要だ」ということを認識させるように誘導することです。少なくとも、親が念仏みたいにただただ「勉強しろ!」「勉強しろ!」と唱えたところで、何の説得力もないどころか、子供はその念仏をウザがって余計に勉強しなくなるだけです。そもそも、親に「勉強しろ!」って言われて「はい!わかりました!」と素直に勉強する子供って、いるのか?

 勉強する、しないは子供の自由です(ただ、勉強しないことで受ける不利益は認識しておいた方がいいとは思います。後になって社会を逆恨みされちゃたまらん)。それでもどうしても、「勉強をしたくない」という子供に勉強をさせたいのであれば、以下、具体的な方法として、

①子供に給料を払って勉強をさせる…子供が勉強したら「1時間につき~円あげる」ようにしておくことです。これ言うと「不道徳だ!」みたいなことを言われるのですが、子供に「意に反する苦役」を行わせるのですから、それに見合う対価を支払いのはむしろ当然でしょう。実際、大多数の会社員は給料と引き換えにやりたくもない仕事をしているわけですから。

②泣く…これは主に、母親が息子に対してとれる手段です。これ確か、福山雅治さんがラジオで語っていたエピソードだったと思います。福山さんは高校時代、学校に行かず毎日布団の中でゴロゴロ寝転がってダラダラ過ごしていたそうです。そんな毎日が続いていたある日、そっと母親が福山さんの部屋にやってきて、無言で枕元に正座して、ただ涙をポロっと流したそうです。福山さんはそれを見て、大慌てで学校に行ったそうです。なんとなく、その気持ち、わかります。なんだかんだで、男は母親が大好きです。その母親の涙を見ることほど、辛いものはありません。男は母親の涙を見て、「ああ、俺のこと、本気で心配てくれているんだな」と痛感することでしょう。少なくとも、「母親を悲しませるようなことは控えよう」と思うはずです。お母様方は、嘘泣きでもいいので、試してみる価値はあるのではないでしょうか?

③ぶん殴る…決してお勧めはできませんが、一つの手段として、子供が勉強していなかったら、父親が子供をぶん殴る。恐怖で子供を支配して、勉強させる。どうしても子供を勉強させたいのであれば、手段としてはアリかも知れません。その結果、子供が家出したり自殺したりするかもしれませんし、子供が一生トラウマを引きずって生きていくかもしれませんし、親子関係が修復不能なまでに壊れるかもしれませんし、あるいは親がプッツン来た子供にナイフで刺されるかもしれませんが、そこは自己責任でお願いします。堀江貴文さんと井川意高の共著『東大から刑務所へ』という本があります(結構面白いので、お勧めです)。井川さんは元・大王製紙の社長で、カジノで会社の金約100億円を使い込み、背任で実刑判決を受けたことで有名です。この本によると、井川さんは中1の頃、父親からマンツーマンで英語を教えられていたそうなのですが、井川さんが少しでも問題を間違えると、学歴コンプレックスの強い父親から(一浪して慶応)グーでぶん殴られていたそうです。ある時は激高した父親にゴルフクラブで殴られそうになり、母親の必死の制止で事なきを得たそうです。ただ、その結果、英語の成績が上昇し、現役で東大文1に受かったそうです。勉強という分野では成功したのかもしれませんが、勉強漬けの反動からか(ほとんど遊んだ記憶がないそう)、その後井川さんがカジノにハマって会社の金を横領し、結果、責任を取らされる形で井川一族が会社から追い出されたことを考えると、失うものの方が大きかったと言えるでしょう。

2018年10月19日 (金)

超不安です

 ここ1ヶ月ほど、不安な日々を過ごしております。仕事に関することではありません。1ヶ月ほど前から、自分の中にある「欲」が出てきて、それを満たすためには自分のスペックが低すぎるということを痛感し、自己嫌悪に陥っております。そもそも、その「欲」を満たすために自分がやろうとしていることが正しいのかどうかさえも分かりません。超不安です。ただ、この感じ、嫌いじゃない。欲がなければ動き出さなかったのも事実。不安が努力するための活力になっているのも事実。他人との関係性の中でしか見つけられないこともあれば、自分の心の底を覗き込まなければわからないこともあります。前者は楽ですが、後者は結構しんどいです。ただ、そのしんどいことに向き合うことが「生きる」ということなのかもしれません。流れにまかせて思考しないのは、死んでいないだけで、生きているとは言えません。ちょっと自分、生きていませんでした。

 そんな私が偉そうに言えた義理ではありませんが、もし将来の夢や目標が見つからないという人がいたら、とにかくいろんな人に会っていろんな話を聞くのが良いと思います。それが何かのきっかけになるかもしれません。人間は、特に若いうちは、自分と同レベルの人間とつるみたがります。そこが居心地がいいから。ただ、そのせいで世界を狭めてしまうのは非常にもったいないです。

2018年10月 8日 (月)

『マネー・ワールド ~資本主義の未来~ 第2集 仕事がなくなる!?』NHK

 昨日見たNHKの『マネー・ワールド ~資本主義の未来~  第2集 仕事がなくなる!?』がとても面白かったです。番組内容は、AIによってホワイトカラーがどんどんなくなっていく状況で、これからの仕事や社会の在り方を考えるというもの。ゲストの孫正義さんの「気の持ちよう。チャンス到来と思えるかどうか。」という言葉。全くその通りですね。それに対して同じくゲストの新井紀子さんが「資本主義に依存している資本家がそれを言うのは無責任」と批判されていましたが、この感覚、ちょっとわからないですね。組織に依存していると、そういう思考になるのかも。今週の木曜日の深夜に第1集とともに再放送されるので、将来の進路について悩んでいる中学生や高校生は見ておいた方がいいです。

 「またNHKかよ」という感じですが、実際、NHKしか良質な番組が作れないからしょうがない。現在、民放で見ている番組は、引き続き『BANANA FISH』、新しく始まった『ジョジョ』の第5部、そしてあと残り数話しかありませんが、サンテレビで昼に放送されている『私はチャン・ボリ』という韓国ドラマです。母が毎日食い入るようにチャン・ボリを見ていて、その影響で私もいつの間にかはまってしまいました。このドラマの何が凄いかって、登場人物の一人にミンジョンという悪女がいて、このミンジョンが主人公のボリをイジメまくるのですが、このミンジョンの演技力が半端なく凄いんです。はっきり言って、完全に主人公を喰ってしまっています。もうこのミンジョンのぶっ飛んだ演技を見るのが楽しみで楽しみで。で、このミンジョン役の人、このドラマでの演技が評価されて、MBC演技大賞の大賞を受賞したそうです(ドラマのアカデミー賞みたいなもん)。10年後、20年後、このドラマの役者のうち、第一線で活躍し続けているのはおそらくこのミンジョンだけでしょう。ミンジョンくらい演技力が凄ければ、AIに仕事を奪われることはありません。

 昔であれば、とりあえず有名大学に進んでおけば、将来はある程度保障されていましたが、現在ではその図式が完全に崩壊してしまいました。現在の高校生は「とりあえず、有名大学に行っとけ」という選択をしてしまうと、将来後悔をする可能性大です。おそらく私と同世代で、高学歴で大企業に入った人達の中にも、いつ自分の会社が潰れるかもしれず、いつ自分がリストラされるか分からない状況で、「もっと将来のことをちゃんと考えて大学や学部を選んでおけばよかった」と後悔している人がいるかもしれません。学力を上げるよりも、将来どういう方向に進むのかをどれだけ早い段階でどれだけ具体的に意識できるかの方がよっぽど重要になってきます。こればっかりは子供が自分で模索するしかありません。そして親はなるべく子供に多くの選択肢を見せてあげることが必要です。

2018年9月24日 (月)

集中力は有限です

 例えばRPG(ロールプレイングゲーム)で魔法使いが魔法を使うにはMP(マジックポイント)が必要なのと同じように、勉強においても使える集中力は限られています。そして大魔法を使うとMPを多く消費するように、難しい問題を解くには多くの集中力を必要とします。ところが、以前にも述べたように、昔からなぜか勉強に関しては、集中力が切れても、そこは「気合いや根性で何とかなる!」と思いがちです。私自身、高校時代の成績は英語と世界史以外は極めて平凡なもので、毎回テスト1週間前になると「今回は気合い入れてマジで頑張ろう!」と思いつつも結局だらだらと遊んでしまい、3日前になってもエンジンがかからず、結局いつもの一夜漬けというパターンになっていました。で、一夜漬けしてどっと疲れるからますます勉強が嫌いになる。普段から勉強していないのだからMP0状態、気合入れたところでMPが増えるわけがないのに。今にして思うと、我ながら馬鹿の極みですね。

 かつての頭のいい同級生たちにしろ、稀にいるものすごく成績のいい教え子にしろ、共通しているのは、勉強するのが普通の状態になっているという点です。気合い入れて勉強を頑張るというわけではなく、どちらかと言うと趣味の延長のような、勉強するのが呼吸をするのと同じように「普通」という状態です。そして、その状態をずっと続けていると、いつの間にか経験値がたまりまくってMPの最大値がMAXになっていという状態なのでしょう。東大生のアンケート調査なんかを読んでみると、「普通に勉強してたら受かっちゃいましたw」みたいなことが書かれていますが、これって決して見栄はって言っているわけじゃなく、結構本音なんだろうなって思うのです。おそらく彼らは「勉強は楽しい」と答えるでしょう。仮に彼らが気合入れて死ぬほど勉強していたら、勉強疲れでかえって勉強嫌いになって、東大に受かっていなかったんじゃないかと。結局、苦にならない範囲で、少しずつ少しずつ経験値を積み上げて、MPの最大値を増やしていくのが一番なんじゃないかという気がします。まさに「継続は力なり」、どれだけ勉強を習慣化できるかが大事です。気合や根性で一発逆転は狙えません。

 私が中高生の時代にはヤンキーがたくさんいました(ヤンキーがどんな人たちか知りたい人には、加瀬あつしさんのギャグ漫画『カメレオン』がお勧めです)。ヤンキーの大半は口だけのヘッポコ野郎なのですが、中には結構無茶なことをする、本当に気合の入った人たちもいました。じゃあ「なぜそんなに気合のある人たちなのに、勉強やスポーツを頑張らないんだ?」というと、気合は一瞬しか出せないからです。『聖闘士星矢』の主人公たちが毎回格上の強敵たちに瀕死の状態を負わされながらも、「うおおおお!燃えよ俺のコスモよ!」と言ってコスモを爆発させて大逆転できるのは、一瞬の気合や根性を使うだけでいいからです。しかし、勉強やスポーツのように積み重ねないとどうしようもない分野では、気合や根性だけではどうにもなりません。気合や根性で一瞬の痛みに耐えたり火事場のクソ力を出すことはできますが、MPを上げることはできません。むしろ気合い入れるとMPの消費量が多くなります。超サイヤ人になると気の消費量が激しくなるのと同じです。

 要するに、勉強においては「気合いや根性」なんて不確かなものに頼ってはいけないということです。私自身もそうでしたが、「気合いや根性で何とかなる」は思い上がりです。集中力は有限であることを認識したうえで勉強していかねばなりません。「あー、なんか今日、勉強やる気出ねえわ」それ、出ないのじゃなく、「出せない」のだということに早く気付くべきです。そしてMPの最大値は、苦にならない範囲で勉強を習慣化して、経験値をためてレベルアップして、少しずつ上げていくしかありません。そして勉強を習慣化するには、点数とか順位とか、余計なことを考えず、ただ純粋に勉強を楽しむことです。私は大学を卒業してから理系科目を勉強し直しましたが(「理系科目から逃げた」というコンプレックスを消したかったのです)、それはあくまで「趣味」の延長です。テストというプレッシャーもなく、他人と成績を比較されることもなく、時間も気にせず、余計なことを考えずに勉強したから楽しめました。受験生はプレッシャーや他人との比較は不可避でしょうが、それらをなるべく意識しないで勉強した方が良い結果が得られると思います。

2018年9月12日 (水)

ダイエット記

 私事で恐縮ですが、この4ヶ月で13㎏のダイエットに成功しました(90㎏→77kg)。身長が178cmなので、適正体重の68kg㎏まで、引き続きあと9kg落とす予定です。

 そもそもダイエットを始めたきっかけは、特定検診で「メタボ予備軍」と判定をされたことでした。血圧の上が147、下が97というかなりヤバい数字をたたき出してしまい、そのことで初めて「マジでヤバい!!!」と尻に火が付きました。夜中に豚キムチ丼とか食べていたのがいけなかったのでしょう。血圧を下げるにはとにかく体重を落とすことと塩分の量を減らすこと、とのこと。さすがに自分の命がかかっているので、最初から本気モードでダイエットに取り組みました(当ブログで散々偉そうなことを言っている私ですが、ギリギリにならないと反省しないあたり、私が一番馬鹿だと思います)。

 どうやって痩せたのか?やり方はきわめて単純、食事制限と運動、それだけです。ただ、食事制限と運動、どちらが重要かといえば、9:1で食事制限の方が重要です。というのも、もともと私は運動をよくする方でしたが、体重はまったく落ちませんでした。運動量自体はそこまで増やせない以上、残るのは食事制限だけでした。食事制限をする際に非常に参考になったのが、津川友介さんの『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』という本でした。ネタバレすると、健康に良い食品は①魚②野菜と果物(ジュース、じゃがいもは含まない)③茶色い炭水化物(玄米とか)④オリーブオイル⑤ナッツ類、対して健康に悪い食品は①赤い肉(牛肉や豚肉など。 鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に悪い)②白い炭水化物(白米など。白米は角砂糖とまったく同じだそうです。)③バターなどの飽和脂肪酸の多いもの、だそうです。この本に従い、とにかく「健康に良い食品」だけを食べ続けました。健康に良い食品を食べ続けると満腹感や満足感が得られ、必要以上に食べなくなりました。食事の量自体はたいして減らしたわけではありませんでしたが、特に苦も無く、自然と痩せられました。つまり私の場合、食事「量」の制限ではなく、食事の「種類」の制限で痩せられました。

 ちなみに塩分に関しては、常に食べ物の塩分量(ナトリウム量×2.5)を意識して食事をするようにしました。まあ世の中の食品の、なんと塩分量の多いこと。1日の摂取塩分量は6g以下に抑えないといけないらしいのですが、即席ラーメンなんて1個で塩分量5.5gですからね。はっきり言って「毒」ですよ。こんなもん食べ続けたら、そりゃ病気にもなるわ。ジャンクフードは本当に食べない方がいいです。結局、血液をサラサラにしてくれるという玉ねぎをオリーブオイルで炒めて卵で綴じて、炊いた玄米の上にぶっかけるという食事を続けました。ただ、毎日毎日こればかり食べているとさすがに飽きてきたので、冷蔵庫にある野菜を何種類か適当に選んで細かく切って、それと玄米を混ぜ合わせてオリーブオイルで炒めて適当な調味料をかけたものを食べるようにしました。それなりに手をかければ、それなりに美味いものがつくれるものですね。毎回違う野菜の組み合わせにすると、味に飽きない上に創造性が刺激されて、とても楽しいです。元々料理はする方でしたが、これを機にもっと料理の腕を上げていきたいです。

 運動に関しては、体重を減らすには有酸素運動がいいということなので、とにかく歩くようにしました。毎日深夜に、白いTシャツに短パン、ショルダーバッグに水筒を入れて、まんま山下清みたいな格好で、なるべく車の通らないところをフラフラ歩いていました。傍から見るとかなり怪しい人に映っていたと思います。ただ、途中から「ただ歩くだけじゃもったいないな」と思い始め、「どうせエネルギー使うなら」と、ただ歩くよりも、家事を積極的にするようにしました。家中の床を雑巾で拭いたり、トイレや風呂場の掃除をしたり、買い物をするときにはスーパーまで歩いて行ったり。とにかく小刻みに体を動かすことを意識するようにしました。

 今回のダイエットで意識したことは、とにかく「苦にならない範囲で」ということです。仮に毎日死ぬほどハードに運動したり、一切食事をとらないなんてことをしていたら、かえって挫折していたことでしょう。勉強もそうですが、「キツイ」ことをしたり、「キツイ」と思うまで続けたりするから、次からやる気が出なくなるのです。苦にならない自分のペースであれば、時間はかかっても確実にゴールに近づけます。あとは、欲張らないこと。体重が落ち始めると「もっと落としたい!」と思い、ついつい運動しすぎたり、極端に食事制限したりするようになってしまいます。そういうハードなことをしたにもかかわらず体重が落ちていないと、挫折感がハンパなく、ダイエットを続ける気力を失くしてしまいます。「あ、落ちた。ラッキー」ぐらいの気分でやっているのが一番良いです。勉強もそう。「次のテストで~番以内に入るぞ!」と思って頑張ったにもかかわらず、その目標を達成できなかったときの挫折感はハンパなく、かえって勉強のやる気を阻害してしまいます。やるべきことをやっていたら、いつの間にか成績が上がってた、というのが理想です。まあとにかく、今のペースを維持して、もう9kg落としていきたいと思います。

2018年9月 7日 (金)

握手会に行け

 先日、教え子の一人(男子)が、某大手系列予備校において、2万円くらいする「モチベーション」に関する超胡散臭そうなセミナーを、なんと5時間も受けてきていました。私は「やめとけ」と言ったのですが、押しに弱いその子は結局行ってしまいました。で、そのセミナーを受けてその子のモチベーションは上がったのか?といえば、全く効果はない様子。本人曰く、「行かなよかった…」。いやいや、んなもんで上がるわけないって。その金と時間があれば、彼の大好きな乃木坂46のメンバーの握手会に行った方が、よっぽどモチベーションアップにつながったことでしょう。どうでもいいおっさんの話を5時間も聞くよりも、たとえ5秒でも、自分の好きな女性に「受験生なんですか?頑張ってください!」って言ってもらう方が、その子にとってよっぽど活力になります。

 男にとってのモチベーションとは?(下品な言い方で申し訳ありませんが)女、それしかありません。勉強すること、体を鍛えること、出世、金、これらも結局は女にモテるためです。あらゆる動物のオスは、メスの気を引くために努力します。少しでもいいメスに振り向いてもらうために、自分を高める努力を惜しみません。が、周りに女子のいない男子校の生徒の場合、共学でも振り向かせたい女子が周りにいない男子の場合、勉強にしろスポーツにしろ、モチベーションを維持するのは困難になってきます。無気力に怠惰に日常を送っている男子たちは、もし好きなアイドルがいるのであれば、是非とも握手会に行くべきです。握手会に行って今までに見たこともないような可愛い女子と会話すれば、ものすごいエネルギーをもらえるかもしれません。「よーし、俺も今から努力して、将来はこれぐらい可愛い女の子と結婚するぞー!」と思えれば大成功です。間違っても、「でも現実には無理だよなあ…」などと考えてはいけません。人生、勘違いしたもん勝ちです。引きこもりもニートも、握手会に行けばいいのです。握手会に行けば、次の握手会に行くための金を稼ぐために働くようになるかもしれません。

2018年8月16日 (木)

『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』小野美由紀

 最近読んだ、小野美由紀さんという女性作家の自叙伝『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』がかなり面白かったので紹介しておきます。内容はタイトルの通り。不登校、自傷行為、就職活動中にパニック障害、毒親(母親)との死闘など、けっこう凄まじい内容なんですが、文章は重々しい感じではなく、「クスっ」と笑わせてくれるところも多々あり、かつ困難をどうやって乗り越えてきたかが具体的に書かれています。「あ、私、病んでるな」という自意識のある女子、親(特に母親)との関係に悩んでいる女子、将来について悩みや迷いのある女子は、これを読めば救われるかもしれません。また、「うちの娘、明らかに病んでるな」と思っている母親、あるいは娘との関係に悩んでいる母親にも参考になると思います。かなりお勧めです。

 母親はシングルマザーで世間の厳しさを知っている分、娘には強く育ってほしい、そのために良かれと思って娘に厳しく接するのですが、娘にはその厳しさが愛情の裏返しであるということを理解できない。「ただ愛して欲しかった」そのサインを自傷行為でしか表現できない娘と、それが理解できない母親、最後は凄まじい修羅場の末、はじめて本音をぶつけ合うことで、ようやくお互いが理解できるようになります。私もこれまで様々な家庭を見てきましたが、時に厳しくとも、子供が親の愛情を感じられているところは皆、うまくいっています。結局、伝え方の問題なんですよね。

2018年8月11日 (土)

ズルはダメ!

●ズルする奴は救いようがありません

 私の経験上、絶対に成績を上げることのできないタイプの子供がいます。「宿題を全くしない子供?」ではありません(ちなみに宿題とは、私が独自に出す宿題ではなく、学校(中学受験であれば塾)から出された宿題のことです)。家で全く宿題をしない子供でも、正直に「やってません」と言ってくれる子供はまだ「いい子」です。「見込み十分アリ」です。宿題を全くしてこなくても、家庭教師の時間内でできる限りのことをすれば、決して高望みはできませんが、ある程度までは対処できます(子供が何か厳しめのスポーツをやっている場合は、子供の集中力が非常に高いので、さらに高いレベルまで対処できます)。また、子供が家で宿題をしないのには必ず理由があるのですから、子供がその理由を正直に話してくれれば、そこを改善するための具体案を出すことはできます(経験上、勉強の難易度を下げ、家庭の環境を変えれば、うまくいくことが多いです)。「正直の頭に神宿る」です。

 絶対に成績を上げることのできない子供、それは、ズルをする子供です。ズルをする子供とは、典型的なのは、宿題の答えを丸写しして「宿題やりました!」と平気で嘘をつく子供です(宿題が出されているのに「出されていません」と嘘をつく子供や、宿題をやっていないのに「やりました!」と嘘をつく子供も)。私は基本的に子供を叱るということをほとんどしませんが、子供がズルをしたときだけは、かなり叱るようにしています。ズルをして得られるものはありません。仮に子供の頃にズルをすることで味をしめてしまうと、その子供は大人になってから大いに苦労することになります。子供のズルを見破って叱るのは、大人の役目だと思っております…というのは建前で、私自身、子供にこれをやられるとたまったもんじゃありません。私は子供に対し、「宿題をしていなくても決して叱らないから、やっていないときは正直に言って」と伝えております(その前提として、親御さんにも、子供が宿題をしていないことに対して頭ごなしに叱らないようにお願いいたします)。それでも、何度注意してもズルをやめない子供がいます。つまらない虚栄心を優先させ、「こいつ(私)は騙せる!」と思うらしいです。正直、こういう子供は相手にしたくありません。こちらの精神まで腐ってしまう。こういう子供は「見込みナシ」ということで、契約を解約させていただいております。

 生きていく上で嘘をついたりズルしたりすることもたまにはあるでしょう。ただ、自分に手を抜く奴はダメですね。自分に手を抜く奴は死ぬまで自己実現とは無縁のまま、ゴミみたいな人生を送るしかありません。それは親のせいでも環境のせいでもなく、自分のせいです。

●親がすべきたった一つのこと

 親がすべきたった一つのこと、それは、子供のズルを見破って叱ることです。「ズルはダメ!」、これは知人の受け売りですが、細かい小言は言わないかわりに、その「ズルをしない」というラインを超えたときだけは徹底的に叱る、それだけで十分です。テストの点数が悪かろうが、宿題をやってなかろうが、それは本質的な問題ではありません(それに対して叱ってしまうと、子供は「叱られまい」とズルをするようになります)。テストの点数を上げるための方法も、勉強に集中するための方法も、教えることはできます。ただ、ズルをする性格は、簡単には矯正できません。親は子供が小さいときから、そこに敏感になっていなければなりませんし、そこさえしっかりしていれば、子供は真っ直ぐに育ちます。

2018年8月 5日 (日)

働くのもアリ

 「子供が家でゲームやネットばかりして全く勉強しない。どうしたらいいでしょうか?」よく受ける相談ですが、そもそも勉強とは「する」ものであり、「させる」ものではありません。人間には誰しも、あることを知りたい、理解したいという根源的な欲求があり、それを満たそうとする行動すべてが勉強です。ところが、良くも悪くも、義務教育によって、私達は自分の学ぶ意志とは無関係に、決められたことを勉強「させら」れます。それを「面白い」と感じられる人は幸運ですが、大多数は「なんでこんなことしなくちゃいけないんだ?」と感じるでしょうし、それがむしろ自然なことです。そんな「面白くない」ことよりも、面白いゲームやネットにはまるのは当然です。

 そういう子供に「勉強しろ!」と言っても、勉強の必要性が理解できない子供にはストレスにしかなりません。一番良いのは、放っておくことです。親が「勉強しろ!」と口うるさく言うと、子供はそれをストレスに感じて余計に勉強しなくなります。当然ながら、家で全く勉強しなければ高校に入れませんし、その結果、働くしかなくなるでしょうが、それは決して悪いことではありません。就職して、そこで上手くやっていけるのであれば何も言うことはありません(「高校ぐらい出てないと恥ずかしい!」とか言う親は論外です。中卒で社会的に成功している人なんてゴロゴロいますよ。)。逆に、就職したくても「中卒お断り」でそもそも就職ができない、仮に就職できたとしても上司の言うことが全く理解できない、そして周囲から馬鹿にされて悔しい思いをする。そこで初めて自分の教養のなさを痛感して、勉強する意思が生まれるでしょう。これが本来の勉強の正しい順番です。「勉強は必要だな」→「よーし、勉強しよう」です。目的意識のはっきりした人間は強いです。多少のハンデくらいあっという間に覆せますし、実際にそうやって有名大学に合格した人なんていくらでもいます。

2018年8月 2日 (木)

未だに根深い女性差別について

 「今一番ホットな大学は?」間違いなく東京医科大学でしょう。官僚の息子の裏口入学問題に加え、今回明るみになった女子受験生に対する一律減点措置。人権意識の欠片もないですね。これのどこが「公益」法人なのやら。他の私立も、叩けばホコリが出てくるのではないでしょうか?私の経験上、はっきり言って、女子の方が圧倒的に優秀です。基本的に女子は真面目で男子は不真面目です。女子は男子みたいにズルしませんし、男子みたいにすぐに泣きごと言いません。これまで一体どれほどの女子の才能が、時代錯誤の差別主義者によって潰されてきたのか。

 ただ、この問題の本質は、個別の大学の倫理どうこうよりも、現在の入試制度において公平性を担保する仕組みができていないことです。教育内容に関して公権力が介入できないよう、大学には幅広い自治権が認められており、どういう生徒を入学させるかに関しても、ある程度の裁量が大学には認められています。もっとも、今回のことを受けて、政府は各大学に対し、採点基準や生徒の個別の得点を可視化することを義務付ける流れに進むでしょう。もし、医学部に合格できず、医師になることを断念した女性の方がいれば、今からでも再挑戦する価値はあるのではないでしょうか?本当は合格点に達していたのかもしれませんよ。人生100年時代、妥協して無難な人生を送るよりも、後悔のないように、やりたいことをやった方がいいと思います。

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