2018年9月12日 (水)

ダイエット記

 私事で恐縮ですが、この4ヶ月で13㎏のダイエットに成功しました(90㎏→77kg)。身長が178cmなので、適正体重の68kg㎏まで、引き続きあと9kg落とす予定です。

 そもそもダイエットを始めたきっかけは、特定検診で「メタボ予備軍」と判定をされたことでした。血圧の上が147、下が97というかなりヤバい数字をたたき出してしまい、そのことで初めて「マジでヤバい!!!」と尻に火が付きました。夜中に豚キムチ丼とか食べていたのがいけなかったのでしょう。血圧を下げるにはとにかく体重を落とすことと塩分の量を減らすこと、とのこと。さすがに自分の命がかかっているので、最初から本気モードでダイエットに取り組みました(当ブログで散々偉そうなことを言っている私ですが、ギリギリにならないと反省しないあたり、私が一番馬鹿だと思います)。

 どうやって痩せたのか?やり方はきわめて単純、食事制限と運動、それだけです。ただ、食事制限と運動、どちらが重要かといえば、9:1で食事制限の方が重要です。というのも、もともと私は運動をよくする方でしたが、体重はまったく落ちませんでした。運動量自体はそこまで増やせない以上、残るのは食事制限だけでした。食事制限をする際に非常に参考になったのが、津川友介さんの『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』という本でした。ネタバレすると、健康に良い食品は①魚②野菜と果物(ジュース、じゃがいもは含まない)③茶色い炭水化物(玄米とか)④オリーブオイル⑤ナッツ類、対して健康に悪い食品は①赤い肉(牛肉や豚肉など。 鶏肉は含まない。ハムやソーセージなどの加工肉は特に悪い)②白い炭水化物(白米など。白米は角砂糖とまったく同じだそうです。)③バターなどの飽和脂肪酸の多いもの、だそうです。この本に従い、とにかく「健康に良い食品」だけを食べ続けました。健康に良い食品を食べ続けると満腹感や満足感が得られ、必要以上に食べなくなりました。食事の量自体はたいして減らしたわけではありませんでしたが、特に苦も無く、自然と痩せられました。つまり私の場合、食事「量」の制限ではなく、食事の「種類」の制限で痩せられました。

 ちなみに塩分に関しては、常に食べ物の塩分量(ナトリウム量×2.5)を意識して食事をするようにしました。まあ世の中の食品の、なんと塩分量の多いこと。1日の摂取塩分量は6g以下に抑えないといけないらしいのですが、即席ラーメンなんて1個で塩分量5.5gですからね。はっきり言って「毒」ですよ。こんなもん食べ続けたら、そりゃ病気にもなるわ。ジャンクフードは本当に食べない方がいいです。結局、血液をサラサラにしてくれるという玉ねぎをオリーブオイルで炒めて卵で綴じて、炊いた玄米の上にぶっかけるという食事を続けました。ただ、毎日毎日こればかり食べているとさすがに飽きてきたので、冷蔵庫にある野菜を何種類か適当に選んで細かく切って、それと玄米を混ぜ合わせてオリーブオイルで炒めて適当な調味料をかけたものを食べるようにしました。それなりに手をかければ、それなりに美味いものがつくれるものですね。毎回違う野菜の組み合わせにすると、味に飽きない上に創造性が刺激されて、とても楽しいです。元々料理はする方でしたが、これを機にもっと料理の腕を上げていきたいです。

 運動に関しては、体重を減らすには有酸素運動がいいということなので、とにかく歩くようにしました。毎日深夜に、白いTシャツに短パン、ショルダーバッグに水筒を入れて、まんま山下清みたいな格好で、なるべく車の通らないところをフラフラ歩いていました。傍から見るとかなり怪しい人に映っていたと思います。ただ、途中から「ただ歩くだけじゃもったいないな」と思い始め、「どうせエネルギー使うなら」と、ただ歩くよりも、家事を積極的にするようにしました。家中の床を雑巾で拭いたり、トイレや風呂場の掃除をしたり、買い物をするときにはスーパーまで歩いて行ったり。とにかく小刻みに体を動かすことを意識するようにしました。

 今回のダイエットで意識したことは、とにかく「苦にならない範囲で」ということです。仮に毎日死ぬほどハードに運動したり、一切食事をとらないなんてことをしていたら、かえって挫折していたことでしょう。勉強もそうですが、「キツイ」ことをしたり、「キツイ」と思うまで続けたりするから、次からやる気が出なくなるのです。苦にならない自分のペースであれば、時間はかかっても確実にゴールに近づけます。あとは、欲張らないこと。体重が落ち始めると「もっと落としたい!」と思い、ついつい運動しすぎたり、極端に食事制限したりするようになってしまいます。そういうハードなことをしたにもかかわらず体重が落ちていないと、挫折感がハンパなく、ダイエットを続ける気力を失くしてしまいます。「あ、落ちた。ラッキー」ぐらいの気分でやっているのが一番良いです。勉強もそう。「次のテストで~番以内に入るぞ!」と思って頑張ったにもかかわらず、その目標を達成できなかったときの挫折感はハンパなく、かえって勉強のやる気を阻害してしまいます。やるべきことをやっていたら、いつの間にか成績が上がってた、というのが理想です。まあとにかく、今のペースを維持して、もう9kg落としていきたいと思います。

2018年9月 7日 (金)

握手会に行け

 先日、教え子の一人(男子)が、某大手系列予備校において、2万円くらいする「モチベーション」に関する超胡散臭そうなセミナーを、なんと5時間も受けてきていました。私は「やめとけ」と言ったのですが、押しに弱いその子は結局行ってしまいました。で、そのセミナーを受けてその子のモチベーションは上がったのか?といえば、全く効果はない様子。本人曰く、「行かなよかった…」。いやいや、んなもんで上がるわけないって。その金と時間があれば、彼の大好きな乃木坂46のメンバーの握手会に行った方が、よっぽどモチベーションアップにつながったことでしょう。どうでもいいおっさんの話を5時間も聞くよりも、たとえ5秒でも、自分の好きな女性に「受験生なんですか?頑張ってください!」って言ってもらう方が、その子にとってよっぽど活力になります。

 男にとってのモチベーションとは?(下品な言い方で申し訳ありませんが)女、それしかありません。勉強すること、体を鍛えること、出世、金、これらも結局は女にモテるためです。あらゆる動物のオスは、メスの気を引くために努力します。少しでもいいメスに振り向いてもらうために、自分を高める努力を惜しみません。が、周りに女子のいない男子校の生徒の場合、共学でも振り向かせたい女子が周りにいない男子の場合、勉強にしろスポーツにしろ、モチベーションを維持するのは困難になってきます。無気力に怠惰に日常を送っている男子たちは、もし好きなアイドルがいるのであれば、是非とも握手会に行くべきです。握手会に行って今までに見たこともないような可愛い女子と会話すれば、ものすごいエネルギーをもらえるかもしれません。「よーし、俺も今から努力して、将来はこれぐらい可愛い女の子と結婚するぞー!」と思えれば大成功です。間違っても、「でも現実には無理だよなあ…」などと考えてはいけません。人生、勘違いしたもん勝ちです。引きこもりもニートも、握手会に行けばいいのです。握手会に行けば、次の握手会に行くための金を稼ぐために働くようになるかもしれません。

2018年8月16日 (木)

『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』小野美由紀

 最近読んだ、小野美由紀さんという女性作家の自叙伝『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』がかなり面白かったので紹介しておきます。内容はタイトルの通り。不登校、自傷行為、就職活動中にパニック障害、毒親(母親)との死闘など、けっこう凄まじい内容なんですが、文章は重々しい感じではなく、「クスっ」と笑わせてくれるところも多々あり、かつ困難をどうやって乗り越えてきたかが具体的に書かれています。「あ、私、病んでるな」という自意識のある女子、親(特に母親)との関係に悩んでいる女子、将来について悩みや迷いのある女子は、これを読めば救われるかもしれません。また、「うちの娘、明らかに病んでるな」と思っている母親、あるいは娘との関係に悩んでいる母親にも参考になると思います。かなりお勧めです。

 母親はシングルマザーで世間の厳しさを知っている分、娘には強く育ってほしい、そのために良かれと思って娘に厳しく接するのですが、娘にはその厳しさが愛情の裏返しであるということを理解できない。「ただ愛して欲しかった」そのサインを自傷行為でしか表現できない娘と、それが理解できない母親、最後は凄まじい修羅場の末、はじめて本音をぶつけ合うことで、ようやくお互いが理解できるようになります。私もこれまで様々な家庭を見てきましたが、時に厳しくとも、子供が親の愛情を感じられているところは皆、うまくいっています。結局、伝え方の問題なんですよね。

2018年8月11日 (土)

ズルはダメ!

 私の経験上、絶対に成績を上げることのできないタイプの子供がいます。「宿題を全くしない子供?」ではありません。家で全く宿題をしない子供でも、正直に「やってません」と言ってくれる子供はまだ「いい子」です。「見込み十分アリ」です。宿題を全くしてこなくても、家庭教師の時間内でできる限りのことをすれば、決して高望みはできませんが、ある程度までは対処できます。また、子供が家で宿題をしないのには必ず理由があるのですから、子供がその理由を正直に話してくれれば、そこを改善するための具体案を出すことはできます(経験上、勉強の難易度を下げ、家庭の環境を変えれば、うまくいくことが多いです)。「正直の頭に神宿る」です。

 絶対に成績を上げることのできない子供、それは、ズルをする子供です。ズルをする子供とは、典型的なのは、宿題の答えを丸写しして「宿題やりました!」と平気で嘘をつく子供や、宿題が出されているのに「出されていません」と平気で嘘をつく子供や、宿題をやっていないのに「やりました!」と平気で嘘をつく子供です。ズルをするということは、相手を騙そうとしているということですから、性格が歪んでいます。なお、ズルをする子供のほとんどは男子です。おそらく女性の方は、いい年した男がバレバレの嘘をついて、その嘘がバレると開き直って逆ギレするのを見て、「男って、本当にバカよねー」と呆れたことが少なからずあるはず。まさに「あれ」です。そういうバカは、子供の時にズルばかりして味をしめて、それがやめられないのです。ただ、嫌なことを申しますが、「自分の子供に限って、そんなことをするはずがない!」なんてことはありません。歪んだ性格を直すのは、子供のうちしかありません。私は基本的に子供を叱るということをほとんどしませんが、子供がズルをしたときだけは、かなり叱るようにしています。「ズルはダメ!」、これは知人の受け売りですが、細かい小言は言わないかわりに、その「ズルをしない」というラインを超えたときだけは徹底的に叱る、それでいいと思います。

 「宿題をしていない」からといって子供を頭ごなしに叱っても、ほとんど効果はありません。むしろ、子供の嘘のスキルを上げてしまうだけになってしまいます。私は子供に対し、「宿題をしていなくても決して叱らないから、やっていないときは正直に言って」と伝えております。それでも、何度注意しても子供がズルをやめない場合、その子供は「見込みナシ」ということで、契約を解約させていただきます。こういう子供の歪んだ性格を直すには、早く社会に出させて、痛い目に合わせるしかありません。

2018年8月 5日 (日)

働くのもアリ

 「子供が家でゲームやネットばかりして全く勉強しない。どうしたらいいでしょうか?」よく受ける相談ですが、そもそも勉強とは「する」ものであり、「させる」ものではありません。人間には誰しも、あることを知りたい、理解したいという根源的な欲求があり、それを満たそうとする行動すべてが勉強です。ところが、良くも悪くも、義務教育によって、私達は自分の学ぶ意志とは無関係に、決められたことを勉強「させら」れます。それを「面白い」と感じられる人は幸運ですが、大多数は「なんでこんなことしなくちゃいけないんだ?」と感じるでしょうし、それがむしろ自然なことです。そんな「面白くない」ことよりも、面白いゲームやネットにはまるのは当然です。

 そういう子供に「勉強しろ!」と言っても、勉強の必要性が理解できない子供にはストレスにしかなりません。一番良いのは、放っておくことです。親が「勉強しろ!」と口うるさく言うと、子供はそれをストレスに感じて余計に勉強しなくなります。当然ながら、家で全く勉強しなければ高校に入れませんし、その結果、働くしかなくなるでしょうが、それは決して悪いことではありません。就職して、そこで上手くやっていけるのであれば何も言うことはありません(「高校ぐらい出てないと恥ずかしい!」とか言う親は論外です。中卒で社会的に成功している人なんてゴロゴロいますよ。)。逆に、就職したくても「中卒お断り」でそもそも就職ができない、仮に就職できたとしても上司の言うことが全く理解できない、そして周囲から馬鹿にされて悔しい思いをする。そこで初めて自分の教養のなさを痛感して、勉強する意思が生まれるでしょう。これが本来の勉強の正しい順番です。「勉強は必要だな」→「よーし、勉強しよう」です。目的意識のはっきりした人間は強いです。多少のハンデくらいあっという間に覆せますし、実際にそうやって有名大学に合格した人なんていくらでもいます。

2018年8月 2日 (木)

未だに根深い女性差別について

 「今一番ホットな大学は?」間違いなく東京医科大学でしょう。官僚の息子の裏口入学問題に加え、今回明るみになった女子受験生に対する一律減点措置。人権意識の欠片もないですね。これのどこが「公益」法人なのやら。他の私立も、叩けばホコリが出てくるのではないでしょうか?私の経験上、はっきり言って、女子の方が圧倒的に優秀です。基本的に女子は真面目で男子は不真面目です。女子は男子みたいにズルしませんし、男子みたいにすぐに泣きごと言いません。これまで一体どれほどの女子の才能が、時代錯誤の差別主義者によって潰されてきたのか。

 ただ、この問題の本質は、個別の大学の倫理どうこうよりも、現在の入試制度において公平性を担保する仕組みができていないことです。教育内容に関して公権力が介入できないよう、大学には幅広い自治権が認められており、どういう生徒を入学させるかに関しても、ある程度の裁量が大学には認められています。もっとも、今回のことを受けて、政府は各大学に対し、採点基準や生徒の個別の得点を可視化することを義務付ける流れに進むでしょう。もし、医学部に合格できず、医師になることを断念した女性の方がいれば、今からでも再挑戦する価値はあるのではないでしょうか?本当は合格点に達していたのかもしれませんよ。人生100年時代、妥協して無難な人生を送るよりも、後悔のないように、やりたいことをやった方がいいと思います。

2018年7月30日 (月)

マジで勉強しておいた方がいいと思った

 昨日の台風と少し前の西日本豪雨、そして東日本大震災、日本はつくづく自然災害が多いなあと思うと同時に、「もしかして日本、マジでなくなるんじゃない?」という悪寒が頭をよぎりました。前に草彅剛さん主演の『日本沈没』という映画がありましたが、ああいう状態がリアルに想像できてしまうぐらいに災害が起こりまくっている状態です。西日本豪雨のときに起きた水不足、もしあの豪雨の規模がもう少し大きければ、水不足状態が長期間続き、人々が水を奪い合って殺し合いをするような、まるで『北斗の拳』のような世界になっていたかもしれません。自然に対して人間はあまりに無力です。

 グローバル化が進み、仮想通貨が普及する中、共通言語の英語さえ話せれば、日本に住む必然性はありません。国がいくら道徳教育に力を入れて愛国心を植え付けようとも、命あっての物種、老人はともかく、若い人は日本と心中する必要は全くありません。若い人は、もしもの場合を想定して、教養を身に付けられるうちに身に付けておいた方がいいです。金(円)も物も、持ってても無意味です。教養といっても別に学校の勉強に限った話ではありません。生きていくために必要なことは何か?自分で考えて自分で決めて学んでいけばよいです。あとは体力。男は体を鍛えて、最低限、自分と自分の大切な人を守れるぐらいにはしておいた方がいいです。

 「日本が沈没なんてするわけない!」原発をつくるとき、学者たちは「事故なんて起きるわけがない!」と言い切っていましたが、原発事故が起きたとき、学者たちはみな「想定外」だと言いました。。「日本がデフォルトするわけがない!」と言い切る学者たちも、実際にデフォルトが起きたら「想定外」だと言うでしょう。マルクス曰く「すべてを疑え」です。

2018年7月24日 (火)

『消えた弁護士たち 中国“法治”社会の現実』NHK

 日曜日に放送されたNHKの『消えた弁護士たち 中国”法治”社会の現実』がかなり面白かったです。本日の深夜0時40分より再放送されるので、未見の方は是非(有料ですがオンデマンドでも見られます)。将来法科に進みたい子供や法学部生に特に見ていただきたいです。

 番組内容を簡単に要約すると、中国政府が政府に対して批判的な人権派の弁護士たちに対し、一方的な理由で逮捕して無期限で拘束したり、弁護士資格を停止したりして活動できなくするなど、激しい人権侵害を行っている様子を撮影したものです。「中国って怖いね~」対岸の火事ではありません。これ、どこの国でも、いつの時代でも、もちろん日本でも、権力が集中して肥大化すれば起こり得ることなんです。日本だって戦前はこうでした(私が直接体験したわけではないですが)。権力は危険なものとして常に国民が監視しなければなりませんし、教育機関はその意識を子供に身に付けさせなければなりません。

 テレビをほとんど見なくなって久しいですが、NHKだけは良質な番組を提供してくれます。対して民放は芸能人の不倫報道とかワールドカップイケメンランキングとか低俗な番組ばかり。現在私が民放で見ている番組って『BANANA FISH』ぐらいです。早く電波オークション導入すればいいのに。

2018年7月20日 (金)

孤独について

 少し前のことですが、新幹線内で男女3名が刃物で殺傷される事件が起きました。容疑者は22歳の男で、動機は「誰でもよかった。むしゃくしゃしてやった」とのこと。容疑者は以前に、「自分は価値のない人間だ。自由に生きたい。それが許されないのなら死にたい」などと話していたそうです。こういうセリフを口に出すということは、本音では誰かに認めてもらいたかったのでしょう。それを果たすのが親の役割なのですが、事件後の容疑者の親族のコメントを聞いていると、まるで他人事のよう。誰か一人でもこの容疑者を無条件に認めてくれる人がいれば、この事件は起こらなかったんじゃないかという気がします。以前の秋葉原殺傷事件と共通しているのは、加害者の孤独です。こういう事件を「一部の異常者が起こした犯罪」と認識している限りは、第二、第三の事件を未然に防ぐことはできないでしょう。

 私の経験上、客観的に見て明らかに精神状態がおかしい子供(ずっとイライラしていて、異性のことばかり話していたり、同級生の悪口ばかり言っていたり、「世の中の奴ら全員死ねばええねん!」などと不穏当なことを言っていたり)に共通しているのは、親が子供の感情を無視して子供に(その子供のレベルに合っていない)勉強を無理強いしていることです。こういう子供は親の愛情を感じられず、他者に愛情を求めます。不特定多数の男子と関係をもったり、ホストにはまったりする女子がその典型です。本人はそれが破滅的な行為だと分かっていても、男の優しさが下心ありきだと分かっていても、刹那的でも承認が得られるからそれを止められません。親に必要なのは、子供に対する絶対的な肯定、つまり、「何があっても、私はお前を愛しているよ」ということを子供に伝え続けることです。あるいは無言で抱きしめてあげること。親の愛情を感じられている子供は、道を踏み外すことはありません。

2018年7月 8日 (日)

野矢茂樹さんの本

 センター試験が2020年1月(2019年度)の実施を最後に廃止され、2020年度(21年1月)から新しい共通テスト「大学入学共通テスト」が導入されます。これを受けて各学校のカリキュラムにも変化が見られますが、さすがに(上位の)私立は対応が早い、かなり大胆にカリキュラムを変え、よりアカデミックになった印象です。特に変化が著しいのが国語、文章力の強化にかなり力を注いでいる印象です。おそらく数年後には、上位私立高校と上位公立高校とで大学合格実績にかなりの差が出るのではないかという予感と、それを受けて上位公立高校のカリキュラムが今よりもさらにハードになるのではないかという悪寒がします。

 「文章の書き方が分からない」、そういう人にお勧めしたいのは、野矢茂樹さんの『大人のための国語ゼミ』という本です。タイトルの通り、元々は大人のための国語の本なのですが、個人的にはむしろ、ある程度基礎学力のある子供が読むべき本だと思います。野矢さんの名前は、中学生であればおそらく、国語の2年の教科書に載っている『哲学的思考のすすめ』でご存知の方も多いことでしょう。文章の要約の仕方など、文章を書くための基本的なことがかなりわかりやすく解説されているので、かなりお勧めです。

 あと、ある程度偏差値の高い学校に入学する人に(できれば入学前に)是非読んでおいて欲しいのが、同じく野矢さんの『入門!論理学』という本です。この本は論理学の入門用テキストとして大学生の定番になっていますが、個人的にはむしろ、これから本格的に数学や現代文を学んでいく中学生や高校生に読んで欲しいです。その方が、より数学や現代文の理解が深まると思います。

«「普通」と言ってはいけない