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2013年7月 8日 (月)

中学受験勉強を始める前に

 中学受験勉強を始める前に一言。中学受験勉強で学ぶ内容は、大まかに言えば公立中学で習う範囲です(場合によっては高校の範囲も)。小学生のうちに公立中学生の範囲を済ませておくと、入学後は最初の2年間で中学のカリキュラムを終わらせ(2年間で公立中学では教えない範囲を教えます)、中3から高2の間で高校のカリキュラムを終わらせ、残りの1年を余裕をもって大学受験対策(主に演習)に時間を割くことができます。上位公立高校での3年間のハードさを考えると、このメリットはかなり大きいです。

 ただ、正直なところ、大学受験・高校受験・中学受験の中で、中学受験が一番難しいと思います。精神力も体力も未成熟な状態で、公立中学生が1週間丸1日かけて学ぶ内容を、塾で1日1~2時間を週3回ほど、しかも中学生の教科書よりも薄っぺらいテキストを使って学ぶのですから、理解が不十分になるのも当然です(子供がファスト思考に偏る危険もあります)。さらに、中学校で習うマイナス(-)の考え方や文字式・方程式を利用できないという制限もあります。塾のカリキュラムについていけない子供がたくさんいますが、むしろついていけなくて当然だと考えた方がいいでしょう。子供に結果を求めるのは酷です。たとえ子供の成績が悪くても、子供が「授業自体は楽しい」と感じ、かつ宿題もきちんとしているのであれば、受験勉強を続けさせた方がいいと思います。たとえ不合格に終わったとしても、中学受験勉強で学んだことは後々大いに役に立ちますから。しかし子供が全く宿題をしないような場合、早めに撤退した方がいいです。特に、漢字と計算をしない子供、汚すぎて判別できない字を書く子供、これは論外です。仮にそういう状態で子供に受験勉強を無理強いすると、子供はますます勉強嫌いになります。公立の中学で、ゆっくりと、確実に、自分のペースでやっていけばいいんです。公立からでも有名大学に行く生徒は実際いくらでもいるのですから。

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