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2013年11月

2013年11月14日 (木)

義務教育について

 「義務教育」という言葉でよく誤解されがちなのですが、これは「子供には教育を受ける義務がある」という意味ではなく、「保護者及び国は、子供に教育を受けさせる義務がある」という意味です。日本国憲法第26条第1項には、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を権利を有する。」とあり、第2項には「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負う。」とあります。つまり、子供には教育を受ける権利こそあれ、受ける義務はありません。つまり本来、子供が授業を受けるかどうかは自由なのです。なので、学校が不登校の生徒に対して「ちゃんと学校に来い!」と命令する権利もないし、教師が「内職」している生徒(「内職」とは、授業中にその科目と別の勉強をすること)している生徒に対して「ちゃんと授業聞かんかい!」とキレる権利もありません。

 中学受験をひかえた小学生の親御さんは、入試前や塾の公開テスト前になると、子供には学校の授業を受けさせずに自宅でテスト勉強させるべきかで悩んでいる方も少なからずおられると思いますが、受けさせる必要はまったくありません。学校での成績が酷い子供は別として、塾でとっくに習っていること、塾よりもはるかにレベルの低い授業をわざわざ我慢して聞く必要はありません。それを子供に強制するのは、子どもに対する人権侵害以外の何物でもありません。ただ、学校側との余計な摩擦を避けるため、学校を休むときは「持病のぜんそくが悪化した」などの理由を用意しておいた方がいいです。

 私も高校時代は、授業そのものは欠席しませんでしたが、どうでもいい授業の間はずっと「内職」していました。仮にどうでもいい授業をクソ真面目に聞いていたならば、第一志望の大学に合格できなかったのは間違いないでしょう。ただ、「内職」はバレると怒られるだけではなく内申書にも響いてきますので、そのあたりは自己責任でお願いいたします。

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