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2013年11月14日 (木)

必要のない学校の授業は受けなくてよい

 「義務教育」という言葉でよく誤解されがちなのですが、これは「子供には教育をうける義務がある」という意味ではなく、「子供が教育を受けたがった場合、保護者及び国は子供に教育を受けさせる環境を整える義務がある」という意味です。つまり、子供には教育を受ける義務はありません。なので、学校が不登校の生徒に対して「ちゃんと学校に来い!」と命令する権利もないし、授業中に内職(授業中に別の勉強をすること)している生徒に対して「ちゃんと授業聞かんかい!」とキレる権利もありません(もちろん、他の生徒の迷惑になる行為は控えるべきですが)。

 小中高すべての生徒に言えることですが、特に中学受験生の親御さんは、塾のテスト前になると、子供には学校の授業を受けさせずに自宅でテスト勉強させるべきかで悩んだことがある方も少なからずおられると思います。勿論、学校の成績が悪いのであれば学校の授業は受けさせるべきです。しかし、塾でとっくに習っていること、塾よりもはるかにレベルの低いことをわざわざ聞く必要はありません。子供にとって、すでに理解している話、役に立たない話を強制的に聞かされることは拷問以外の何物でもありません。子供にはより高い教育を受ける権利があります。どうでもいい話を無理やり聞かせて時間を浪費させることこそ子供の人権侵害です。中学受験勉強で子供にそれなりの学力がある場合、必要性のない授業を受けさせるべきか悩んでおられる親御さんは悩む必要はありません。受けなくていいです。但し、学校の教師は生徒が不登校になると自身の評価に響くので、何とか理由をつけて学校にこさせようとします。余計な摩擦を避けるため、「病気がち」などの理由を用意しておいた方がいいです。

 これは学校の授業に限らず、塾の授業にも当てはまります。かつて私が教えた生徒ですが、教え始めた時点でその生徒は小5の日能研の下位のクラスでしたが、学校の授業は「受けてもしゃーない」と受けず、日能研の授業も「基本しか教えへん。意味ないわ」といって途中から受けるのをやめ(彼は下位のクラスだったので、白陵・岡白特訓を受講できませんでした)、カリテと模試だけ受けていましたが、白陵に合格しました。彼の親御さんは学校には「生まれつき虚弱体質で喘息が酷い」と説明していました。実際のところ、彼は空手をやっていたので健康そのものでしたが。仮に彼が真面目に必要性のない授業を受け続けていたら、白陵合格は到底無理だったと思います。

 私も高校時代は、授業そのものは欠席しませんでしたが、どうでもいい授業の間はずっと「内職」していました。仮にどうでもいい授業をクソ真面目に聞いていたならば、第一志望の大学に合格できなかったのは間違いないでしょう。ただ、「内職」はバレると怒られるだけではなく内申書にも響いてきますので、そのあたりは自己責任でお願いいたします。

 この点、気の毒なのが現在の公立中学生です。中学受験と異なり、公立高校受験の場合は内申書なる悪しき制度が存在するため、不登校になるとそのまま内申書の点数に響きます。私たちの時代と異なり、現在は入試における内申書の評価配分が大きくなりました。かつてある不登校の生徒を教えていました。成績はそこそこ良かったのですが、内向的で友達が作れず、勉強のストレスと学校での孤独が重なり不登校になってしまいました。学校の担任は自身の評価を下げたくないので、その生徒に対し「とにかく学校に来い」を連呼、あげく「市姫に行きたいなら、これ以上休むと内申書に響く」と脅迫じみたことまで言い出す始末。この生徒は独学でそれなりに勉強できる生徒だったので、学校に行く必要性はあまりありませんでしたが、内申書のために無理して学校に生き続けた結果、症状はさらに酷くなり、勉強すらまともにできない状態になってしまいました。そして学校は何ら責任を取りませんでした(もちろん、この生徒に全く非がなかったわけではありません。辛いことがあるとすぐに逃げ出すところがあり、結局は逃げ続けた結果がツケとなった部分はあります。そしてそれを容認してきた親御さんにも責任があります。ちなみに定期テストを受験しなかった場合、得点は0点扱いになります。なぜか「欠席した場合は平均点扱い」なる根拠のない噂が出回っており、テストに自信がないときは回避しようとする生徒及びそれを容認する親御さんがおられますが、そのような情報は全くのでたらめであるうえ、なにより生徒自身のためにもなりません。テストを受けないと生徒が自分の現状を把握できず、モチベーションが維持できなくなります。)。

 あくまで子供のために学校があるのであり、学校のために子供がいるのではありません。教師の評価のために子供が犠牲になる必要はありません。公立高校に行くだけが選択肢ではありません。姫路市外を含め、私立という選択肢もありますし、学校に行かなくても塾や予備校に通いながら高認(昔でいう大検)を取得して大学受験することも可能です。中には働きながら独学で高認を取得される方もおられます。子供が学校に振り回される必要はありません。必要であれば利用し、不要であれば切り捨てましょう。

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