« コミットメントの重要性 | トップページ | 歴史教科書の限界 »

2015年2月 9日 (月)

英単語の重要性

 何度も同じことの繰り返しで申し訳ないですが、それでもやはり強調しておかなければならないのが基礎の重要性です。そして英語における基礎とは英単語です。学校から出された大量の長文読解の問題をこなしているにもかかわらず英語の成績が伸びない、そういう人はたいてい英単語を覚えていません。英単語を覚えないまま長文読解をするから時間がかかり、かつ知らない単語だらけの中で文章を読むから疲れも倍増し、しまいには勉強意欲を喪失してしまうという悪循環に陥ります。例えば、次のような文章があります。

"Thousands of barns collapse or are destroyed every year. The National Trust for Historic Preservation, an organization that works to save historic places in the United states, says this represents a significant loss to the nation's rural heritage."

英語の成績の良くない高校生が覚えていないのが下線部のような単語です。この状態で日本語訳をすると、

「毎年、何千もの●●が●●し、あるいは破壊される。歴史的●●のためのナショナルトラスト、アメリカ合衆国内の歴史的な場所を保存するために働く●●は、これは国の●●の●●にとっての●●な損失を●●している。」

となります。この状態で問題が解けるわけがありませんし、分からない単語の意味を考えないといけないため非常に疲れます。逆に、単語の意味さえ分かれば、文法を覚えていなくとも、

「何千もの納屋、崩壊、破壊、毎年、歴史保存のためのナショナルトラスト、アメリカ、歴史的場所を救う、表す、重大な損失、田舎の遺産」

これらの単語を知っているだけで、「ああ、毎年大量の納屋が破壊されているんだけど、なんたら協会によれば、それは国にとっては重大な損失なんだな。」ということが容易に理解できます。最優先すべきは先ずは英単語、他は後回しでいいのです。

 私は高校時代は落ちこぼれでした。そんな私が英語を得意になれたのは、中高時代にお世話になった高橋志学塾の塾長のおかげです。この塾では毎回英単語のテストを100問近く10セット、全部で1200語くらいでしょうか、それを毎週やらされました。どのセットから出題されるか全く分からなかったので、結局全部の単語を覚えていくようになりました。2時間の授業の30分くらいはその単語テストに費やし、その後は読解という流れでした。塾長曰く、「英語なんて、単語の意味知らんとどうしようもないやろ」とのこと。塾長は怒るとメチャメチャ怖い先生だったので、学校の宿題はほとんどしていませんでしたが、単語だけは必死で覚えました。その結果、今まで苦労していた長文がすらすらと読めるようになり、英語の成績がグングン上がりました。その後は熟語と文法、語法を固めたことで、高2の中ごろには英語の力がほぼ完成していました。学校の宿題はやっていかなくても授業中にすれば間に合いましたし、テスト1週間前にも英語だけは全く試験勉強をしませんでしたが、英語の成績だけは良かったです。特に業者の模試では、英語だけは常に順位が1桁台でした。結局、高2の中頃以降は英語の勉強はほとんどしていません。入試直前期に早稲田の過去問を一通りこなし、TOEFLの問題集を解いたぐらいです。決して自慢しているわけではありません。申し上げたいのは、単語さえ覚えれば英語なんて楽勝だということです。もし当時、学校が馬鹿みたいに出していた長文読解をクソまじめにやっていたら、決して英語の成績は上がらなかったでしょう。

 時代は変わっても、どの進学校も相変わらず長文読解ばかりさせます。別に長文読解が無駄とは申しませんが、優先順位を間違えてはいけません。英語の成績が悪い人は、まずは英単語「だけ」をしましょう。

« コミットメントの重要性 | トップページ | 歴史教科書の限界 »

勉強法」カテゴリの記事