« 2015年2月 | トップページ | 2015年5月 »

2015年4月

2015年4月 5日 (日)

説教は無駄

 普段から全く勉強をせず、ゲームやスマホやネットばかりして過ごした結果、テストで悪い点数を取り、説教されて「反省してます。」「次からは頑張る!」と反省の言葉を述べる子供がいます(そのほとんどは男子です)。しかしこういう子供が反省して勉強するかといえば、ほとんどの子供はしないでしょう。親が子供に説教した結果、子供が反省して勉強するようになった子供が、果たしてどれくらいいるでしょうか?実際はほとんどいないことでしょう。

 野球賭博を描いた『ONE OUTS』という漫画があります(『LIAR GAME』と同じ作者の漫画です)。この漫画の登場人物の一人に菅平という万年2軍の選手がいます。特にやる気もなく、惰性で野球を続けている選手です。菅平はある日、「次の打席でヒット撃てなかったらクビ」だと主人公・渡久地から宣告されます。ようやく自分の置かれた状況を理解した菅平は「心を入れ替える!」「反省している!」と泣きながら渡久地にすがりますが、渡久地はこう言い放ちます。「アンタ、何もかもズレてるよ。勝負に生きる者として…"今"に命を削る者として…『反省する』とか『謝る』とか『次からがんばる』とか、そんなトロいことばっか言ってるから時に置いていかれる。気がつけば自力生存の道すら失ってしまったのさ。」と。反省すると言っても、具体的に何か変えなければどうにもなりません。「反省してます。」は、何も考えていないのと同じです。実際、ゲームやネットばかりしている子供は、何も考えていません。ゲームをしている間は現実逃避できて居心地がいいからです。親にできるのは、子供の環境を変えることだけです。 具体的には、子供の勉強意欲を阻害している物を排除することです。説教して子供に改心させようとしても無駄です。子供に説教して、たとえそのときは反省したとしても、環境が変わらない限りは、すぐに元に戻ってしまいます。そしていつの間にか説教に子供が慣れてしまい、親が何を言っても聞かなくなってしまいます。

 ちなみに、菅平はその後、自分に何ができるかを見つめなおし、自分には打撃センスがないと悟った結果、チームの汚れ役に徹することに決めました。わざとボールにぶつかって出塁したり、相手をだましたりするなど、反則ぎりぎりのプレーを繰り返し、チームのチャンスを広げる役に徹することで生き残る道を得ました。渡久地が決断を迫ったから、その後の菅平の活躍が生まれたのです。

2015年4月 3日 (金)

姫路西高等学校について 現在編

 ここ数年、西高の生徒を担当して思うことは、今の西高のカリキュラムは私達の頃より遥かにハードだということです。公立高校の入試問題は私達の頃より難しくなりましたし、内申点も重視されるため、副教科にも力を入れなければなくなりました。入学するだけでも大変になったのですが、入学してからが更に大変です。カリキュラムの速度が私達の頃とは比べ物にならないくらい速くなりました。相変わらず難易度は高いままでこの速度ですから、ついていけない生徒が出てくるのも当然です。世代が下になるにつれてどんどん愛校心が薄れていっている印象ですが、その原因はこのハードさと無縁ではないでしょう。もっとも、この体制で実績をあげているのも事実なので、これらかもこのハードさが緩まることはおそらくないでしょう。これから西高を目指す人はその辺りを覚悟しておかねばなりません。

 私達の頃と比べて良くなった点がいくつかあります。まず、小テスト類が増えたことです。私達の頃には英単語や古文単語の小テストなどはまったく行われませんでした。それだけ基礎を重視するようになったということでしょう。とても良いことだと思います。また、これはあくまで聞くかぎりですが、教師のパワハラ的発言がほとんどなくなったことです。私達の頃の教師たちは、おそらく悪気はなかったのでしょうが、意識が高すぎるせいか、生徒が質問に答えられないと結構ボロクソにけなしてきました。あと、校舎が非常にキレイになりました(私達からすれば非常に腹立たしいことですが)。私達の頃は「東高の校舎めっちゃキレイ、西高めっちゃボロい」だったのですが、今や完全に逆になってしまいました。

 色々と変わった部分もありますが、基本的な校風はほとんど変わっていない印象です。ただ、カリキュラムがハードになった分、生徒の学力層が二極化されています。現在西高を目指している中学生は、合格できるか心配でしょうが、むしろ合格してからの心配をした方がいいでしょう。入学してから下位層に入らないように、今のうちから勉強に対する耐性をつけておきましょう。

« 2015年2月 | トップページ | 2015年5月 »