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2015年4月 5日 (日)

説教は無駄

 普段から全く勉強をせず、ゲームやスマホやネットばかりして過ごした結果、テストで悪い点数を取り、説教されて「反省してます。」「次からは頑張る!」と反省の言葉を述べる子供がいます(そのほとんどは男子です)。しかしこういう子供が反省して勉強するかといえば、ほとんどの子供はしないでしょう。親が子供に説教した結果、子供が反省して勉強するようになった子供が、果たしてどれくらいいるでしょうか?実際はほとんどいないことでしょう。

 野球賭博を描いた『ONE OUTS』という漫画があります(『LIAR GAME』と同じ作者の漫画です)。この漫画の登場人物の一人に菅平という万年2軍の選手がいます。特にやる気もなく、惰性で野球を続けている選手です。菅平はある日、「次の打席でヒット撃てなかったらクビ」だと主人公・渡久地から宣告されます。ようやく自分の置かれた状況を理解した菅平は「心を入れ替える!」「反省している!」と泣きながら渡久地にすがりますが、渡久地はこう言い放ちます。「アンタ、何もかもズレてるよ。勝負に生きる者として…"今"に命を削る者として…『反省する』とか『謝る』とか『次からがんばる』とか、そんなトロいことばっか言ってるから時に置いていかれる。気がつけば自力生存の道すら失ってしまったのさ。」と。反省すると言っても、具体的に何か変えなければどうにもなりません。「反省してます。」は、何も考えていないのと同じです。実際、ゲームやネットばかりしている子供は、何も考えていません。ゲームをしている間は現実逃避できて居心地がいいからです。親にできるのは、子供の環境を変えることだけです。 具体的には、子供の勉強意欲を阻害している物を排除することです。説教して子供に改心させようとしても無駄です。子供に説教して、たとえそのときは反省したとしても、環境が変わらない限りは、すぐに元に戻ってしまいます。そしていつの間にか説教に子供が慣れてしまい、親が何を言っても聞かなくなってしまいます。

 ちなみに、菅平はその後、自分に何ができるかを見つめなおし、自分には打撃センスがないと悟った結果、チームの汚れ役に徹することに決めました。わざとボールにぶつかって出塁したり、相手をだましたりするなど、反則ぎりぎりのプレーを繰り返し、チームのチャンスを広げる役に徹することで生き残る道を得ました。渡久地が決断を迫ったから、その後の菅平の活躍が生まれたのです。

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