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2015年9月 7日 (月)

教科書の重要性と問題集について

 公立中学のテストにおいて、一通り問題集をこなして、復習もしたのに、テストではいい点数がとれない、そういうケースが多々あります。そういう場合、たいていは問題集には載っていない問題、あるいは問題集とは違う聞き方をしている問題です。例えば、歴史などでは持統天皇や藤原京が出題されたり、理科では粉塵爆発や山中伸弥教授、科学者のワトソンやクリックが出題されたり、国語では「如月は旧暦の何月か?」という問題が出題されたり、英語では「tragedy」という単語が出題されたりします。あるいは、歴史において「なぜオランダだけ貿易が許されたのか?」「なぜ公地公民制度は崩壊したのか?」など、理由を問う問題がここ数年は多々出題されています。「こんなの問題集に載ってねえよ!」と怒っても仕方がありません、それらはちゃんと教科書に載っています。

 「問題集だけやっとけば大丈夫」は希望的観測に過ぎません。「これさえあれば定期テスト対策は十分!」を謳い文句にしている問題集が多々ありますが、信用してはいけません。そもそも問題集というのは、過去によく出題された問題を体系的にまとめたものに過ぎません。特に公立中学の場合、基礎固めには非常に有益ですが、それ以上を目指すには不十分なものが多いです。ゆとり教育導入以降はカリキュラムが減ったため、問題集レベルの問題では差がつきにくくなった結果、より教科書の重要性が増えました。教科書を軽視している限り、点数は上がらないでしょう(中学受験と大学受験は別です)。

 もっとも、教科書に載っていない問題が出題されることもあります。例えば地理のメルカトル図法や正距方位図法の名称等です。「教科書にも載ってねえよ!」と怒っても仕方がありません。それらは学校の授業でちゃんと説明しています。「もう塾でやったわ」と言ってきちんと授業を聞かず、ノートをとらない方が悪いのです。要は、学校をなめてはいけないということです。

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