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2015年12月11日 (金)

自己紹介②

 最近のことですが、保護者の方から「先生、ブログと全然イメージ違いますよね!」と言われました。当ブログでの私の印象は、言いたいことをビシバシ言いまくる厳しい教師というイメージだったそうです。実際は、保護者の方々からはよく「柔らかい感じ」と言われます。基本的には生徒は褒めて伸ばし、正すべきところだけを簡潔に伝えるようにしています。生徒を叱るのは、親に暴言を吐いたり、悪態をついたり、嘘をついたときだけです。

 昔はよく、生徒に言いたいことを言っていましたが、全く効果はありませんでした。当時の私は「伝え方」というものを全く考えていませんでした。正論述べても子供からすれば「あっそう、だから何?」という感じです。これは子供が悪いのではありません。私自身、自分の学生時代を思い出しても、教師に説教されても内心「うるせーなおっさん、はよ終われや」と思っていました。自分の悪い所は、自分で認識して自分で直そうとしないと直りません。教える側は、その方向に上手く誘導していかないといけません。答えだけ伝えても「わかっとるわ!」となってしまいます。

 一般には学力を上げるには、まず高い目標を掲げ、そこに向かってひたすら努力する、というイメージがあるようですが、私はやや異なったイメージを持っています。どちらかというと、まずは少し頑張る、すると少しだけ成績が上がる、成績が上がってうれしいし楽しい、そしてもっと頑張る、そうするともっと成績が上がるというというイメージです。最初からの高すぎる目標はむしろ有害です。私は小学校時代はいたって普通の成績でした。成績表の◎なんて数えるほどしかありませんでした。中学校に上がるとすぐにテストがあると知らされ、「じゃあちょっと勉強してみるか」と思い勉強しました。そして勉強してみると、予想外のいい成績が取れました。そして急に周りの反応が変わりました。これで波に乗れました。一度でもいい成績がとれると、それを維持したいと思いました。「~高校に行きたい」なんてことは全く考えていませんでした。この頃は勉強が苦ではありませんでしたが、それはやればやるほど結果が出るから「楽しかった」のでしょう。しかし高校に入って周りが賢い子だらけになり、少し頑張っても結果が出せない状況になりました。こうなると全く「楽しくなくなり」ました。おそらく、進学校で落ちこぼれている人たちも同じ感覚ではないでしょうか?勉強が難しいからやる気が起きないのではなく、やっても結果は大して変わらないという無力感の方が大きいと思います。

 私としては、生徒が問題を解けると褒める、褒められるとうれしいから少しやる気が出て少し頑張る、頑張ると成績が上がる、そういう流れを理想としています。なるべく満足感を得られるよう、やるべきことを絞ってささやかでも結果を出せるように誘導していきたいと思います。時間はかかるかも知れませんが、まずは楽しさや充実感を生徒が知ってもらえればと思います。

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