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2016年1月 2日 (土)

自分のために努力せよ

 「何のために勉強するの?」と質問されて、「お前の将来のためや」といっても納得する子供は少ないでしょう。「勉強していい大学に入ればいい会社に入ってたくさん給料をもらえるんだ。」と言われても、食べ物に不自由した経験もなければ働いたこともない子供には金銭感覚がないため、勉強するモチベーションにはならないでしょう。がしかし、金銭感覚のない子供にも、自分のアイデンティティに対する漠然とした不安感というものはあります。「君は『世界に一つだけの花』だから大丈夫!」と言われて安心できる人はまれでしょう。「俺って何なんやろう?」「俺の将来どうなるんやろう?」という不安感、そして「自分には何もない」という自己嫌悪、それらの負の感情をなくすためには、何かに努力するしかありません。この努力というのは勉強に限ったことではありません。良い大学に入るのもよし、何か資格を取るのもよし、スポーツで結果を出すのもよし、「客観的な確実なもの」を手に入れることでその不安感からは解放されます。そしてたとえ結果は出せなくても、何かに頑張れたという経験は自分の自信になります。「何かに頑張れる」そのこと自体が一つの財産なのです。そのためには、楽することを覚えてはいけません。要領の良さや抜け道ばかりを探しても、たとえその場は切り抜けられたとしても、決してその子のためにはならないでしょう。

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