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2018年7月 8日 (日)

野矢茂樹さんの本

 センター試験が2020年1月(2019年度)の実施を最後に廃止され、2020年度(21年1月)から新しい共通テスト「大学入学共通テスト」が導入されます。これを受けて各学校のカリキュラムにも変化が見られますが、さすがに(上位の)私立は対応が早い、かなり大胆にカリキュラムを変え、よりアカデミックになった印象です。特に変化が著しいのが国語、文章力の強化にかなり力を注いでいる印象です。おそらく数年後には、上位私立高校と上位公立高校とで大学合格実績にかなりの差が出るのではないかという予感と、それを受けて上位公立高校のカリキュラムが今よりもさらにハードになるのではないかという悪寒がします。

 「文章の書き方が分からない」、そういう人にお勧めしたいのは、野矢茂樹さんの『大人のための国語ゼミ』という本です。タイトルの通り、元々は大人のための国語の本なのですが、個人的にはむしろ、ある程度基礎学力のある子供が読むべき本だと思います。野矢さんの名前は、中学生であればおそらく、国語の2年の教科書に載っている『哲学的思考のすすめ』でご存知の方も多いことでしょう。文章の要約の仕方など、文章を書くための基本的なことがかなりわかりやすく解説されているので、かなりお勧めです。

 あと、ある程度偏差値の高い学校に入学する人に(できれば入学前に)是非読んでおいて欲しいのが、同じく野矢さんの『入門!論理学』という本です。この本は論理学の入門用テキストとして大学生の定番になっていますが、個人的にはむしろ、これから本格的に数学や現代文を学んでいく中学生や高校生に読んで欲しいです。その方が、より数学や現代文の理解が深まると思います。

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