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2018年8月16日 (木)

『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』小野美由紀

 最近読んだ、小野美由紀さんという女性作家の自叙伝『傷口から人生。メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった』がかなり面白かったので紹介しておきます。内容はタイトルの通り。不登校、自傷行為、就職活動中にパニック障害、毒親(母親)との死闘など、けっこう凄まじい内容なんですが、文章は重々しい感じではなく、「クスっ」と笑わせてくれるところも多々あり、かつ困難をどうやって乗り越えてきたかが具体的に書かれています。「あ、私、病んでるな」という自意識のある女子、親(特に母親)との関係に悩んでいる女子、将来について悩みや迷いのある女子は、これを読めば救われるかもしれません。また、「うちの娘、明らかに病んでるな」と思っている母親、あるいは娘との関係に悩んでいる母親にも参考になると思います。かなりお勧めです。

 母親はシングルマザーで世間の厳しさを知っている分、娘には強く育ってほしい、そのために良かれと思って娘に厳しく接するのですが、娘にはその厳しさが愛情の裏返しであるということを理解できない。「ただ愛して欲しかった」そのサインを自傷行為でしか表現できない娘と、それが理解できない母親、最後は凄まじい修羅場の末、はじめて本音をぶつけ合うことで、ようやくお互いが理解できるようになります。私もこれまで様々な家庭を見てきましたが、時に厳しくとも、子供が親の愛情を感じられているところは皆、うまくいっています。結局、伝え方の問題なんですよね。

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