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2018年8月 5日 (日)

働くのもアリ

 「子供が家でゲームやネットばかりして全く勉強しない。どうしたらいいでしょうか?」よく受ける相談ですが、そもそも勉強とは「する」ものであり、「させる」ものではありません。人間には誰しも、あることを知りたい、理解したいという根源的な欲求があり、それを満たそうとする行動すべてが勉強です。ところが、良くも悪くも、義務教育によって、私達は自分の学ぶ意志とは無関係に、決められたことを勉強「させら」れます。それを「面白い」と感じられる人は幸運ですが、大多数は「なんでこんなことしなくちゃいけないんだ?」と感じるでしょうし、それがむしろ自然なことです。そんな「面白くない」ことよりも、面白いゲームやネットにはまるのは当然です。

 そういう子供に対して親が「勉強しろ!」と言っても、勉強の必要性が理解できない子供にはストレスにしかなりません。親が「将来まともな職業に就けないぞ!」と説教しても、子供は働いたことがないからその意味が分かりません。親が「将来食べていけないぞ!」と説教しても、子供はひもじい経験をしたことがないからその意味が分かりません。親が「お前の教育費を稼ぐために俺がどんな思いで働いているか分かっているのか!」と説教しても、子供は働いたことがないから、お金のありがたみが理解できません。説教しても無駄です。説教すればするほど、子供はそれをウザがって余計に勉強しなくなります。子供に必要なのは、子供に勉強意欲を湧かせるような体験です。具体的に言えば、子供を働かせることです。勉強しなければ当然、高校や大学に進めませんし、その結果、働くしかなくなるでしょうが、それは決して悪いことではありません。就職して、そこで上手くやっていけるのであれば何も言うことはありません(「高校ぐらい出てないと恥ずかしい!」とか言う親は論外です。中卒で社会的に成功している人なんてゴロゴロいますよ。)。逆に、就職したくても「中卒お断り」で就職ができない、やっと就職できたとしても安月給でハードに働かされ、「俺、一生こんなことしなきゃいけないのか」と将来に絶望し、そこで初めて「勉強しておけばよかった…」と痛感するでしょう。しかし人間、遅すぎるなんてことはありません。今からでも勉強すればいいのです。「勉強は必要だな」→「よーし、勉強しよう!」これが本来の勉強の正しい順番です。目的意識のはっきりした人間は強いです。多少のハンデくらいあっという間に覆せますし、実際にそうやって有名大学に合格した人なんていくらでもいますよ。

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