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2018年9月24日 (月)

集中力は有限です

 例えばRPG(ロールプレイングゲーム)で魔法使いが魔法を使うにはMP(マジックポイント)が必要なのと同じように、勉強においても使える集中力は限られています。そして大魔法を使うとMPを多く消費するように、難しい問題を解くには多くの集中力を必要とします。ところが、以前にも述べたように、昔からなぜか勉強に関しては、集中力が切れても、そこは「気合いや根性で何とかなる!」と思いがちです。私自身、高校時代の成績は英語と世界史以外は極めて平凡なもので、毎回テスト1週間前になると「今回は気合い入れてマジで頑張ろう!」と思いつつも結局だらだらと遊んでしまい、3日前になってもエンジンがかからず、結局いつもの一夜漬けというパターンになっていました。で、一夜漬けしてどっと疲れるからますます勉強が嫌いになる。普段から勉強していないのだからMP0状態、気合入れたところでMPが増えるわけがないのに。今にして思うと、我ながら馬鹿の極みですね。

 

 かつての頭のいい同級生たちにしろ、稀にいるものすごく成績のいい教え子にしろ、共通しているのは、勉強するのが普通の状態になっているという点です。気合い入れて勉強を頑張るというわけではなく、どちらかと言うと趣味の延長のような、勉強するのが呼吸をするのと同じように「普通」という状態です。そして、その状態をずっと続けていると、いつの間にか経験値がたまりまくってMPの最大値がMAXになっていという状態なのでしょう。東大生のアンケート調査なんかを読んでみると、「普通に勉強してたら受かっちゃいましたw」みたいなことが書かれていますが、これって決して見栄はって言っているわけじゃなく、結構本音なんだろうなって思うのです。おそらく彼らは「勉強は楽しい」と答えるでしょう。仮に彼らが気合入れて死ぬほど勉強していたら、勉強疲れでかえって勉強嫌いになって、東大に受かっていなかったんじゃないかと。結局、苦にならない範囲で、少しずつ少しずつ経験値を積み上げて、MPの最大値を増やしていくのが一番なんじゃないかという気がします。まさに「継続は力なり」、どれだけ勉強を習慣化できるかが大事です。気合や根性で一発逆転は狙えません。

 

 私が中高生の時代にはヤンキーがたくさんいました(ヤンキーがどんな人たちか知りたい人には、加瀬あつしさんのギャグ漫画『カメレオン』がお勧めです)。ヤンキーの大半は口だけのヘッポコ野郎なのですが、中には結構無茶なことをする、本当に気合の入った人たちもいました。じゃあ「なぜそんなに気合のある人たちなのに、勉強やスポーツを頑張らないんだ?」というと、気合は一瞬しか出せないからです。『聖闘士星矢』の主人公たちが毎回格上の強敵たちに瀕死の状態を負わされながらも、「うおおおお!燃えよ俺のコスモよ!」と言ってコスモを爆発させて大逆転できるのは、一瞬の気合や根性を使うだけでいいからです。しかし、勉強やスポーツのように積み重ねないとどうしようもない分野では、気合や根性だけではどうにもなりません。気合や根性で一瞬の痛みに耐えたり火事場のクソ力を出すことはできますが、MPを上げることはできません。むしろ気合い入れるとMPの消費量が多くなります。超サイヤ人になると気の消費量が激しくなるのと同じです。

 

 要するに、勉強においては「気合いや根性」なんて不確かなものに頼ってはいけないということです。私自身もそうでしたが、「気合いや根性で何とかなる」は思い上がりです。集中力は有限であることを認識したうえで勉強していかねばなりません。「あー、なんか今日、勉強やる気出ねえわ」それ、出ないのじゃなく、「出せない」のだということに早く気付くべきです。そしてMPの最大値は、苦にならない範囲で勉強を習慣化して、経験値をためてレベルアップして、少しずつ上げていくしかありません。そして勉強を習慣化するには、点数とか順位とか、余計なことを考えず、ただ純粋に勉強を楽しむことです。私は大学を卒業してから理系科目を勉強し直しましたが(「理系科目から逃げた」というコンプレックスを消したかったのです)、それはあくまで「趣味」の延長です。テストというプレッシャーもなく、他人と成績を比較されることもなく、時間も気にせず、余計なことを考えずに勉強したから楽しめました。受験生はプレッシャーや他人との比較は不可避でしょうが、それらをなるべく意識しないで勉強した方が良い結果が得られると思います。

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