« 進学校で落ちこぼれが生まれる理由 | トップページ | 『優雅な肉体が最高の復讐である』武田真治 »

2019年1月 5日 (土)

比べてはいけない~不平等を受け入れましょう

●比べてもしょうがない

 「友達はゲームやネットばかりやっているけど成績はいい!なんで俺だけやったらあかんのや!」それはその友達が、ゲームやネットをしていても結果を出せる人なんです。あなたは結果を出せない人なんです。成績上げたきゃ、ゲームやネットは控えましょう。嫌なら、諦めなさい。

 「友達は一回やっただけで解けるんですよ!なんで俺は一回で解けるようにならないんですか!」それはその友達が、一回やっただけで解ける人なんです。あなたは解けない人なんです。成績上げたきゃ、解けるようになるまで何回もやり直しましょう。嫌なら、諦めなさい。

 さすがに中学生以上になったのであれば、いい加減「人間は不平等だ」ということは理解して欲しいものです。才能の差、環境の差、経験の差、それらに対して愚痴っても仕方ありません。才能がないのなら、他人の何倍も努力するしかないじゃないですか。嫌なら、諦めなさい。

 来週の金曜ロードショーでまた『耳をすませば』を放送するらしいです。ヒロインは、普通のルックスの熱血野球少年の愛の告白は拒みますが、イケメンで成績優秀で育ちも良くて大きな夢をもっているストーカー男の愛の告白はあっさり受け入れてしまいます。人間は不平等なのです。不平等に対して愚痴って生きていくか、不平等を受け入れて前に進むか、その人がどういう人生を歩むかは子供の段階で決まります。他人は関係ない、自分のことに集中して、少しずつでも前に進んでいくしかないのではないでしょうか。

●比べてはいけない

 子供が自分自身を他の子供と比べるのは仕方ないにしても、親が自分の子供と他の子供とを比べるのは論外です。「~君はあんなに成績がいいのに、何でアンタはできないの!」だの「~ちゃんは必死で頑張って上のクラスに入ったのよ!」だの。これ、絶対に言ってはいけません。そんなこと親に言われなくても、子供が一番よくわかっているのです。どんなに成績が悪い子供でも、全く勉強しない子供でも、プライドがあります(そして人間、余裕がないときほど、なけなしのプライドにしがみつこうとします)。そのプライドを傷つけるようなことをしたところで、やる気が出るわけありません。親だって、他の親と比べられたら嫌なはず。孔子先生がおっしゃる通り、「己の欲せざる所、人に施すこと勿れ」です。

 親が自分の子供を他の子供と比べること自体論外なのですが、最悪なのは、その子供の兄弟姉妹と比べることです。「お兄ちゃんは成績が良いのに、何でアンタはこんな成績しかとれないの!」みたいな。これを言った瞬間、親子関係は終了すると思っておいた方がいいです。自分が一番比べられたくない人間と比較されて否定される、子供にとってこれほど屈辱的なことはありません。もし今までにこれを子供に言ったことがある親御さんは、今からでも子供に謝罪した方がいいです。

« 進学校で落ちこぼれが生まれる理由 | トップページ | 『優雅な肉体が最高の復讐である』武田真治 »

してはいけない」カテゴリの記事

無料ブログはココログ